ヴォイド・シェイパシリーズを読んだ
実家近くに引っ越してきて、また結婚前に通っていた図書館に行くようになった。
その時はあまりシステムを知らず、図書館にある本を借りていくだけだった。
利用案内をよく読んでみると市内にある図書ならば取り寄せができるとのこと。
早速利用してみた。
ヴォイド・シェイパシリーズを取り寄せた。
森博嗣は高校~大学の頃に読んでいて久しぶりに読んだ。
主人公のゼンが、師であるカショウの死をきっかけに山を下り、自らの剣を磨いていくという話。
予備知識なしで読んだので、てっきりミステリーかと思いきや、全く違って驚いた。
ゼンが都を目指すまでに出会う人々とのやり取りで、自分の剣や生きるとは何かを考えていく。S&Mシリーズのように生死の境とは何かを考えさせられる物語は変わっていなくて面白いし、以前よりもずっと読みやすくなっている。
ゼンが後ろ向きではなく、生きていこうとする姿勢があるからかもしれない。
S&Mシリーズの四季やスカイ・クロラでは感じられなかったことだ。
あとは装丁が好きで、内容とリンクしていて情景をイメージしやすい。
ちょうど4冊読み終えた日に、続編の「マインド・クァンチャ」が発売されていたので、近くの書店に出向いて、図書カードにて購入。続きを読むのが楽しみです。