【ネタバレ含む】地獄のオルフェウスを見てきた。
6/13 森ノ宮ピロティホールにて鑑賞しました。
大竹しのぶさんを一度見てみたかったのです。
大竹しのぶさんはさすがでした。台詞の言い回しが凄く上手かったです。最初の説明を兼ねた2人のやり取りはあまり頭に入ってこなかったのですが、大竹さんの台詞は少々小難しいものでもすんなりと頭に入ってきました。
三浦春馬さん演じるヴァルはカッコ良かったです。
もっと野蛮で女を惹きつける…という役なんでしょうけど、三浦春馬さんだと少し優等生過ぎるし、ちょっと若いのかなあ~という感じも受けました。
それでも今までの三浦さんの印象よりは随分と大人な男の色気を感じたし、歌声はとても透き通っていて、いい意味で印象がガラリと変わりました。
2人とも良かったのですが、あまり入り込めなかったのは年齢のせいなのかな…と。
三浦さんの実年齢は25歳だけど、ヴァルは30歳の設定。
大竹さんの実年齢は57歳だけど、レイディはおそらく40代前半くらいの設定だと思うんですよね(年齢的にいうと吉瀬美智子さんとか壇れいさんくらいの年齢のイメージなのかなって)
2人が並ぶと私にはどうにも親子にしか見えなくて、「互いに惹かれあい燃えるような恋愛をする」という設定がしっくりこなかったんですよね…。
昔に付き合っていた彼との間にできた子供は埋めず、父を燃やし殺されたあげく二束三文で今の夫に買われ、必死で耐えたけどその間には子供はできない……あの葡萄畑で自身も死んだと思っていたレイディが「私も産めるのだから!!」とようやく自分も何かを産みだせるのだと証明することで夫への感情を爆発させるシーン…とても重要な重くのしかかるシーンだと思うのだけど、大竹さんの年齢だと申し訳ないけど「さすがに産めないのでは…?」と冷静になってしまう自分がいた。